美容院にて

僕は開拓心というものがあまりない保守派でありますので、美容院も数年決まったところに通い続けております。ですので、僕を担当してくださってる美容師さんも当然僕がヲタクであることを知っております。特にソニンヲタとしての話を普段から面白おかしくしているのです。
そのような経緯があり、先日もカラーリングして頂きながらソニンさんのアレコレについてタラタラ話していたのですけども、カラーリングを手伝っていた新人の兄さんが余計な口を挟んできやがりまして「アイドルの話ですか?」「アイドル好きなんですか?」「ソニンって誰ですか?」「なんかオッパイ出してた人でしたっけ?」「ソニンが好きなんですか?」といちいち閉口したくなるような事言うもので困りました。
それで僕もあまり知らない人にヲタヲタしく見られたくないものですから「ええ、まあ好きというかなんというか、ハハハ・・・」「そんなに好きってこともないんですけどもね」なんつー中学生みたいな嘘をついてしまいました。
中学生が放課後の教室で「お前ソン(ソニン)のこと好きなんだろ?」と図星を言い当てられて「べべべべ、別にあんなブス好きじゃねーよ!」と言ってしまうのと似たような気分になりました。
これが漫画なら教室の影から覗いていた少女が「酷いっ!」って走り出して、一緒に覗いてた女友達ヤグチが「あっ、ソニン!待ってよ」とソニンを追い、僕は「ちょ、待ってよ。違うんだよ!」とソニンさんの左手首を掴むんだろうな。そんで「離してよ!」とビンタもらって「俺はダメだ」と部屋で電灯のヒモにパンチとかするんだよ。
なんの話だっけか。